PEOPLE&CAREER

PEOPLE #01

森重 浩史2013年 入社

夢を諦めず熱意で
つかみとったシステム開発の道
異業種からの転身を
活かしてさらなる飛躍に挑む

森重 浩史

3度目の正直でSEへの糸口をつかみとる

初めてパソコンを手にしたのは中学生の時。ITへの興味は年々募り、普通科の高校から情報処理系の大学を志望することにした。しかし、家庭の事情で大学への進学を断念し、家業である飲食店の接客業に役立つかもしれないとホテルに就職。しかし接客業の楽しさにどっぷりとはまってしまい、14年間で4軒のホテルを渡り歩き、最終的には副支配人の座についていた。30歳を過ぎた頃から徐々に、諦めていたIT系への道に行きたいと思うようになっていた。「本当に自分がやりたいことをやらなければならないと思っていました。支配人になってしまったらもう抜けられないし、実際にその依頼があった時にお断りをして腹をくくりました」と森重は語る。

3年間本気でトライして芽が出なければこの夢を諦めようと、ホテルを退職。転職活動をしながらそれまで築いた人脈を使いIT系への糸口を探り、そこでつながった細い糸がサイバーワークスの営業本部長である濱だった。30歳を超えて全くの畑違いからの転職活動に対して、大抵の企業からはただ不合格という通知が届くだけだったが、この時初めて温かみのある面談をしてもらえたと言う。
「転職活動の中でさまざまな人と出会いましたが、対等に人として人間味のある会話をしてもらったのは初めてでした。絶対にこの会社に入りたいと思ったんです」

しかし、結果は不合格。32歳の全くの素人ができるほどシステム開発は甘くない。当然の結果だと思ったが、それでも諦めずに再度面談を申し入れ自分の熱意を訴えたが、やはり不合格。そして3度目の面談の申し入れ。この時にようやく「アルバイトでもいいのなら」と受け入れてもらえた。

森重 浩史

ホテルマン時代に培ったスキルを
SEの道で発揮する

アルバイト、契約社員を経て、2013年10月に正社員として入社。アルバイト期間中にOJTを行いながらシステムの基礎やJavaを学び身につけていたが、入社後に半年ほど経った研修とOJTでは、割り振られて管理されたタスクと進捗の目まぐるしさに戸惑いながら、必死で仕事に取り組んでいた。その後、大手通信系会社の料金計算システムの維持と保守開発に1年ほど携わることになった。

2015年の夏からは、新電力会社向けの電力小売(顧客管理)システムの開発に参入。2016年から施行された電力自由化に向けて開発を進めていった。旧一般電気事業者である10電力会社から新電力会社に乗り換えをする際の手続きに使われるサブシステムと、契約上の料金を計算するサブシステムの二つが合わさった電力CIS(Customer Information System= 顧客情報管理システム)を2016年3月にリリース。現在もパッケージの保守やカスタマイズ開発を行っている。

この仕事のやりがいについては、多種多様な業種が抱えている課題を解決したり、新しいシステムを生み出すことで困っている人たちの助けになることだと森重は語る。「お客様によって決まった形がない課題に対して、考えること、設計をすること、そしてプログラミングをすることで助けになり喜んでもらえることができるというのが大きな魅力だと思っています」

こうした思いから、もっと多くの問題を解決していきたい、そのために更なる人脈を作っていきたいと意気込む。ホテル業界では当たり前に行われていた「インハウスセールス」という、営業マンではなくホテルマン自身がお客様をつかんでいく営業手法をこのシステム業界でやっていきたい。大手企業のもとにいくつもの企業が参画している中、しっかりと筋道を通したインハウスセールスで会社に貢献していくと語った。

森重 浩史

人間味のある会社だからこそ、
熱意のある人に来てほしい

初めてサイバーワークスを訪れた際に感じた人の持つ温かさは入社後も変わらず感じているという。「最初はどこか鋭いところがある会社なんだろうなとか、人間味があふれる人が多いんだろうなと思いました。全社員が集まる機会は半期に一度しかなかったので、なかなか全員を知ることはできませんでしたが、交流が増えるにつれて、予想通りそういう方ばかりだと確信しました」

これから仕事を共にするのは、やはり人間味が強く、熱意を持って努力をする人がいいという。とはいえ、最初はそうでなかったとしても成長していくことで人としての深みは増していくものだ。だからこそ、お互いに腹を割って話ができるような関係性を築ける仲間を待っている。

「サイバーワークスは、熱意を持って取り組めば、自分のやりたいことができる会社です。やりたいことがある人はどんどん来てください。その代わり、努力はしっかりしてくださいね」

森重 浩史